2023年9月19日 スカジャンのジッパーようやく出来てきた

たまーにこさえてた　刺繍入りのジャンパー

世間一般的にスカジャン

戦後　アメリカ進駐軍の日本土産としての産物

横須賀原産？やし　スカジャン呼ばれてますわな。

米兵の日本滞在の思い出的ジャンパーやけど

昭和のヤンチャな映画の中で　不良が着てたり

チンピラ役の衣装？そのろくでなしの存在感は素晴らしい、

戦後の　MADE IN JAPAN の　お洋服の中で

VINTAGE WEARとして

現代に　コレクターまでおる　ファッションアイテムて

スカジャン　くらいのもん　ですやろ。

デザインベースは　アメリカのフライトジャケット？

それに　伝統的スタジアムジャンパーのデザイン？

たぶん　そーゆーこと　ですやろ。

進駐米兵の洋服好きが　フライトジャケットを

刺繍屋に持ち込んで　記念刺繍したのがまず最初？

そのうち　ジャンパーそのまのも作り出した？

当時の洋服仕立て屋にスタジアムジャンパー持ち込んで

東洋的な刺繍入りジャンパー　オーダーしたのが

始まりですやろ。

持ち込まれて　こさえてた　洋服屋の大将

オーダーだけやなく　既製品でこさえたら

商売なるんちゃうんか？

思うて　既製品お土産こさえましたんやろな。

もちろん　わたしの勝手な推測やけど。笑笑

1950年台から　米軍基地の多い　

横須賀の　お土産産業になりましたんやろなぁ。

1番のキモは　手振りミシンの刺繍

1着ずつ　刺繍で絵を描く。　しかも　ミシンで。

日本の職人さんの独特の技術

今では　そんな技術もった職人さん少ななってしもた。

昔は1着ずつ　刺繍してましたんやろな。

まさに　着るアート作品❣️

ワンオフの走りのカジュアルウェアー

ベースの　マテリアルはレーヨンサテンや別珍

おそらくは　東洋的な　テカテカシルクのイメージ？

シルクは　コスト高い。

代わりにテカっと光るレーヨンサテン

これが独特な　雰囲気かもしだしましたんやろな。

別珍もあの怪しい光沢がミソでんな。

他の服飾資材は　ジッパー　手口裾のリブニット

これらも　戦後物資の少ない日本で

当時の工場さんが　必死のパッチでこさえはった？

ちゃっちいながらも　なんやそれなりの雰囲気ありますわな。

仕立てがなんと　リバーシブル　裏表着れる

出所は　フライトジャケットからやろなぁ。

つまりは　

リバーシブル対応のジッパーやないとあかん。

当時の　日本製リバーシブル用ジッパー

戦後のジッパー作りの原点が見てとれますねん。

わたし　もってたヴィンテージのスカジャン

おもろい　ジッパーついてまして

ジッパーの引き手　くすんだ真鍮

ボディーの方は　くすんだ銀色の金属

アルミではなさそうやったから　亜鉛か？

普通　つまみとボディー同じ素材、色にしますわな。

リバーシブルジッパーなんで　もうひとつの方

見ると　シルバー系の揃た　引き手ついてたから

おそらくは　片側の引き手とれて　

修理するのに　真鍮のありもんつけたんちゃうんか？

修理歴ありBクラスヴィンテージスカジャン

そやけど　そのマヌケな2トーンジッパー

なかなかの　バタ臭さ　醸し出してたし。笑笑

今回　リバーシブルジッパーこさえるにあたり

当初は　すべて真鍮色でいこかて　考えてましてんけど

いやいや　せっかくこさえるんやったら

前代未聞の2トーンカラージッパーやろ。

一目で　YAMANEやんけ　なジッパーせなあかんやろ。

エレメント　つまりは　ムシの部分は真鍮製

引き手も　真鍮製

そやけど　胴体は　亜鉛製のくすんだ銀色

マヌケな　2トーンジッパー　考えついた。

メッキやらしてへん　生の金属

使いこむとくすんでアンティークそのものになる？

前ドメは　お約束の　真鍮製コの字型

テープも左右違う色のん　こさえたったし。

こんな　マヌケなリバーシブルジッパー

こさえんのん　うっとこくらいのもん　やわなぁ。

ジャンパーのジッパーて大事ですねん。

たかだか　ジャンパー　

ジッパーみたいなん　どうでもええ？

そんなこと　おまへんねんで。

ジャンパーのジッパー　めちゃ大事。

わかる人にはわかる　

たったそれだけのことで　まだ　アホなことしてる？

死ぬまで　いや　死んでも治らんなぁ。笑

ようやく　パーツもそろたことやし

わたしの考える　還暦過ぎの爺さんが着れる

刺繍入りジャンパー　組み立てにかかります。

縫製はもちろん　滋賀県守山市の自社工場

そないにきょーさん　作られへんけど

そないにぎょーさん　売れまへんやろし。

滋賀県でこさえるし　スカジャンちゃうな。

シガだけに　シガジャン？

あー。