出戦。
本日は 巡回ではない。
仇討ち。
ふぁいてぃんぐハラダ 伴う。
船頭 わし。
重要 な 戦い。
船頭ハラダ では 心許 ない。
いつもの ように 湖岸線を 音もなく 進む。
マルゴ の 桟橋 前
ん!
け は い か ?
静かに 舟を 止める。
ハラダ 桟橋 左へ
第一投。 ボチャン!!!!
青い!
それでは だ め だ。
心 安らかに 清々と 投げるべし。
わし 投げる。
チャパッ。
小魚が 跳ねたかのような 美しい音色。
か ちゃ っ。
ゆっくりと クラッチをきる。
水面に なみが 真円に 漂う。
微々たりとも 動かさず ラインスラックを と る。
待つ。 待つ。 待つ・・・・・・・・
舞うか の 如く ワンアクション。
待つ・・・・・・・・・・・。
ん?
ルアー後方に 小さな 波紋?
チェイス?
一呼吸 置く。
小さな波紋がルアーにかぶる。
音はない。
琵琶湖マスター ダブルマグナム を
右肩方向 斜め45度に 鋭く 引く。
しゅっ っ っ!
二月の 凍えた 朝の空気が 切り裂かれる。
ドイツ製 ゾーリンゲンナイフの 切れ味か?
ずんっ。
当然 のる。
じゃばじゃばじゃば
生きたサカナ と 間違えて
シャンハイミキ TOMOGUI に 喰いついた
小さな ブラックバスが もがく。
ハラダ ようやく 気づく。
オ ソ イ。
難なく取り込む。
こばっち。
兵隊や。大将 や な い。
新作の ベイタッシュ50
少し オーバー する て い ど。
くっ。
用事はない。
朝飯のおかずか?
ふっ。
大将は ビビって どっかに 隠れよった か。
おのれ!ななまる!
必ずや いつか 討ち取って くれ よう。
むはははははははははははははははははっはははははっ!
何の感動もない記録写真
にこん!